浴衣の補正

ともちゃんは今年、おばあちゃんから誕生日プレゼントに浴衣を買ってもらいました。
身長が150センチくらいになったので、もう子ども用ではなくて大人用の浴衣をもらいましたが、やはり身丈がだいぶ長いため、着せるのにちょっと困っていました。
おはしょりが帯よりずっと下に長く出るのでかっこ悪く、腰ひもの上に胸ひもをもう一本締めておはしょりを調整しようとしても、なかなかうまくいきません。


この夏に桐生祭りを見に行く時も、ともちゃんは浴衣を着たいと言っていましたが、おばあちゃんからは着付けで調整するんじゃなくて、あらかじめ縫って腰上げをしてやるように言われました。
電話でいろいろ教えてくれましたが、電話ではよく分かりません。
そもそも私自身が、高校時代に母に着せてもらって着たことはあっても、自分で着付けて着たことがありません。
何となくこんな感じかな?という程度の知識しかないため、着物の用語すら言われても分からないのです。


そこで浴衣の着付けに関する本を買ってきました。
着付け方は写真付きで載っていますが、体に合わせて腰上げする縫い方は書かれていません。
ネットで調べてもよく分からず、ほとほと困ってしまいました。
ともちゃんの身丈は120センチで、浴衣の身丈との差はおよそ40センチ。
普通におはしょりするだけでなく、余った布をうまく帯を締める部分に隠すように、何度もサイズを測ったり布を折ったりして試行錯誤の末、ようやく布の処理が決まりました。
アイロンで折り線をつけて、縦の線が崩れないように待ち針を丁寧に刺して縫い、何とか腰上げが完成。


でき上がった浴衣をともちゃんに着せてみると、ちょうどよい身丈となりました。
帯の下に出るおはしょりの長さも、これなら大丈夫。
今日はこれらの作業に5時間以上もかかってしまい、午後がまるまるつぶれてしまいました。
でもこれで、夏休み中に何回かある各所のお祭りに着て行けそうです。