調律体験

ヤマハでピアノの調律体験教室が開かれました。
最初は、ピアノに関するクイズです。
問1  グランドピアノが初めに作られたのは、何年くらい前?
答え1 約300年前


問2  日本に初めてピアノを伝えたのは誰?
答え2 シーボルト


問3  現在のピアノには鍵盤がいくつある?
答え3 88本


実際にピアノの蓋や前板などを外して見ると、鍵盤には低い方から順番に番号が振られています。
一番高い音は88番、つまり88本の鍵盤があることが分かりました。

子どもたちが一人1本、鍵盤を外して観察させてもらいました。


次に、音が出る仕組みの話。
ピアノは鍵盤を下に押すと、シーソーのような仕組みになっており、ピアノの内部の部品が上に上がってハンマーを動かし、ハンマーが弦を叩いて音を出します。
ピアノは鍵盤楽器と言われていますが、弦楽器でもあり、打楽器でもあるのだそうです。


そして、音を響かせる話。
小さなオルゴールを鳴らしてみると、近くの人には聞こえるけれど、部屋の離れたところに座っている人にはよく聞こえませんでした。
ところがピアノの裏にある板にくっつけると、音が大きくなってよく聞こえます。
ピアノの音も同じだそうで、弦を叩いて出た小さな音を響かせるために、響板が大事なんだそうです。

最後にいよいよ調律体験。
わざとずらした音を、左手で鍵盤を叩き、右手でハンマーを微妙に回しながら調律していきます。
ともちゃんの話では、ハンマーがきつくてなかなか動かず、ちょっと力をかけすぎるとグッと動いて、ちょうどよいところを通り過ぎてしまうんだそうです。
かなり苦労していました。
音をピタッと合わせるのには、耳を鍛えるのとハンマーの微妙な加減を身につけるのが大変そうです。
ともちゃんは、なかなかできない貴重な体験ができました。