アレクセイ・ゴルラッチ ピアノリサイタル

ノバホールで、アレクセイ・ゴルラッチ ピアノリサイタルが開かれ、ともちゃんと二人で聴きに行きました。
ゴルラッチはウクライナの出身。
数多くのコンクールで受賞歴があり、ピアノ界の若き貴公子と呼ばれているそうです。
今回のつくば公演は、オールショパンのプログラム構成。
幻想ポロネーズ Op.61
・4つのマズルカ Op.67
・4つのマズルカ Op.68
舟歌 Op.60
ピアノソナタ第2番 Op.35“葬送”
・子守歌 Op.57
スケルツォ第2番 Op.31


個人的には、「マズルカ」「ピアノソナタ第2番」や「スケルツォ第2番」が特に感動しました。
曲の強弱と言葉で言うと軽くなってしまいますが、ダイナミックな迫力とppピアニシモの繊細な響き、余韻。
軽やかに躍動的だったり、キラキラ光輝くようだったり、震えるような心に訴えるようだったり、よく音色と言いますが何色もの音の色が見えたような気がしました。


これまでともちゃんは、子どもも知っている曲がたくさん演奏される、いわゆる「親子コンサート」にはたくさん行ってきましたが、本格的なピアノリサイタルはこれが初めて。
ショパンの曲も「子犬のワルツ」や「幻想即興曲」「革命のエチュード」などは知っていましたが、今回のプラグラムでは知らない曲ばかりだったようです。
それでもその迫力や素晴らしさは、本物を直に耳で聴き、肌で感じたようでした。


演奏終了後、会場からは割れんばかりの拍手が鳴り止まず、アンコールに応えてなんと4曲も演奏してくれました。
私にとっても10年以上ぶりの本格的なリサイタル。
感動の演奏をたっぷりと聴けて、大満足の贅沢な時間でした。