家庭教育講演会

昨日は教育講演会を聴きに行きました。
講師の先生は、教育評論家の親野智可等先生。
進研ゼミのチャレンジ通信やポピーで連載をもっていらっしゃり、人気の先生だけあってか、会場は満席でした。
演題は『叱らなくても子どもは伸びる!〜目から鱗の子育てと家庭教育〜』という、いつも叱ってばかりの毎日からはなかなか想像がつかないようなタイトルです。
お話は分かりやすく楽しく具体的で、たっぷりメモを取りながら聴かせていただきました。


理想はそうでも本当にできる?という半信半疑なまま、帰宅して試しに実践。
気をつけたのは、否定的な言葉や命令するような言い方をやめただけ。
するとともちゃんの様子に、驚くべき変化が現れました。
軽く促しただけで宿題を始め、終わると自学の計算ドリルに取りかかり、
「もっとやってもいい?」「だって面白いんだもん」
なんて言いながらどんどん進めて、計算ドリル8ページ分も解いたんです。


「6時過ぎたよ」
と声をかけただけで、ピアノの練習しなさいと言わなくても、
「うん、分かった」
と自分からピアノを弾き始め、ハノンやバーナムといったテクニックのための楽譜に続き、
「この曲、大好き」
と一つの練習曲を30分も繰り返し、繰り返し練習。
結局1時間もピアノを楽しんでいたでしょうか。


帰宅したNAKAJIも、鼻歌を口ずさみながらご機嫌なともちゃんを見て、
「どうしたの?何でこんなに浮かれてるの?」
と驚いたよう。
講演会の資料を見せながら
「ともちゃんが帰宅してから、ただ言葉を選んで声かけしただけなんだけどね。」
と、私。
結局早くしなさい、やりなさい、ってことを言っているんだけど、言い方換えてみたらこんな風になったんです。
「そんなに単純なの?効果あるねえ」
と、NAKAJI。


「早くしなさい、何やってるの?何回同じこと言わせるの?」
と言う方が簡単だし、ついつい叱りたくなるんですが、そこをぐっと我慢してかける言葉を換えただけでこの違い。
私も感情のある人間なのでいつまで続けられるか分かりませんが、できるだけ続けてみようと思います。
また今までのように否定的な言葉で叱っても、次の日には切り替えてまたトライしてみようと思います。