親子ビクス開催

3月11日の大震災により、つくば市でも停電、断水、道路の陥没、通行止め、屋根瓦の落下や塀の倒壊、吊り天井の落下など様々な被害を受けました。
そんな中、会場の筑波公民館、インストラクターの先生とOKの確認が取れ、今日予定通り親子ビクスが開催できました。


筑波公民館は地震で水道が壊れ、トイレは1か所しか使用できず、それも水流が弱いとのこと。
トイレは自宅で済ませてから集まること、節電・節水に努めることを呼び掛けながらの開催でした。


地震後でどれだけの親子が集まれるかと思いましたが、たくさん集まってできました。
入園予定で今回を最後に卒業される親子、新しく募集を知って初めて参加される親子、そして春休み中のために普段は来ないお兄ちゃんお姉ちゃんと、0歳児さんから7歳さんまで賑やか。
私の予想外に大盛り上がりでした。


被災地では避難所で不自由な思いをしながら過ごしていらっしゃる方がいて、こんな時に親子ビクスなんてちょっと不謹慎かしら?と後ろめたい気持ちもありましたが、正直私は智ちゃんを連れて行けてホッとしました。


実は智ちゃんは震災直後、とてもお利口さんで頑張ってくれていたんですが、1週間ほど時間が経つに連れて、すっかり赤ちゃん返りしてしまっていたんです。
もともと眠い時にはまだ指しゃぶりをしていましたが、昼間何でもない時にも指しゃぶりをするようになりました。
夜は眠れないからと音楽をかけるようになりました。
一人遊びができなくなり、「お母さん一緒に遊んで、一緒にいてちょうだい」と私のそばにくっついて離れなくなりました。
私が誰かと話していると、会話の邪魔をして困らせます。
これまでは一度も言われたことが無かったのに、「お母さん嫌い!」と何度も言われました。
「もう我慢できない!」と突然号泣し始めたこともありました。
「大丈夫だよ。いっぱい泣いてもいいんだよ」と抱きしめて背中をさすってやり、いつも以上にスキンシップを心がけていますが、幼い子供なりに精いっぱい頑張ってきたけれど、不安でしょうがないんだと思います。


智ちゃんに限らず子どもたちは地震で我慢したりストレスを抱えたり、また身体を持て余したりしていたようで、お友達と会って、思い切り走ったり運動したりして発散させられたのは、ひとつ心のケアにつながったのではないでしょうか?