県立ぐんま天文台

この夏の家族旅行。
たくみの里を後にして向かったのは、群馬県吾妻郡高山村にある県立ぐんま天文台です。
良好な観測環境を維持するため、標高885mにある天文台までは車両の乗り入れができません。
駐車場から本館まで、木材で作られた遊歩道(階段)を600m、およそ10〜15分かけて登って行きました。
(障害のある方や妊娠中の方、高齢で遊歩道の歩行が困難な方は、天文台の車で送迎があるそうです)
ともちゃんは張り切って登って行ったので、NAKAJIがついて先に行きました。
私は75歳の母と二人、ゆっくりペースで登りました。


そうまでして行ったのは、18時半から開催の「はじめての望遠鏡教室」というイベントに、事前に応募して当選したから。
初心者を対象に、操作を教わりながら自分で望遠鏡を動かして、天体観測ができるイベントです。
イベントの時間前に入館して、館内を見学しました。

11mドーム内には、150cmの反射望遠鏡

7mドームには、65cmの望遠鏡がありました。


18時半になり、イベントが始まりました。
今回は応募者が多く、2倍の倍率だったそうです。
最初の30分は館内で、シミュレーション映像を使った星空の説明がありました。
観察する目標の天体は、月、土星、そして木星
時間になって、外の観測場所へ案内されて移動しました。

天体観測を始めて間もなく、空を覆う雲の面積がどんどん増えてきました。
スコープで月を捉えてピントを合わせるのは、実際に見えるのと操作が上下左右逆転し、なかなか難しかったんですが、ともちゃんは雲の合間に姿を現した瞬間をうまく逃さず、きれいにしっかり月を見ることができました。

慣れてくるとレンズを交換して倍率を変え、月のクレーターの凸凹までくっきり見えました。
土星も輪までしっかり見えて、大人でも興奮してきました。
残念ながら木星は厚い雲の中で一度も姿を見せてくれませんでしたが、それでもテレビや図鑑で見たことのある月と土星が、自分の目で実際に見えて感動です!
ともちゃんは望遠鏡を操作して、自分の望遠鏡が欲しくなったようです。