芳しい

買い物に行こうと玄関のドアを開けると、ふわ〜っといい香りが漂ってきました。
歩き始めると、たちまちその甘酸っぱい香りに包まれて、幸せな気分になります。
それは金木犀（キンモクセイ）の香りです。
オレンジ色の小さな花が木にたくさん咲いて、葉っぱの緑色と対照が綺麗です。
この時期ならではの香りを楽しみに、ちょっと買い物前に大きな金木犀の木の下まで出かけてみることにしました。

私が初めて金木犀を覚えたのは、小学生の頃。
実は花を見てではなくて、ペンの香りで覚えました。
お店で香りつきのペンをあれこれ嗅いでいて、金木犀の香りに魅了されてオレンジ色のそのペンを購入。
色はオレンジだし香りは付いているし、学校へは持って行かれませんでしたが、家で書くときに気に入って使っていました。
他にレモンの黄色と、ジャスミンの水色も買ったんじゃなかったかな？
久しぶりに懐かしく思い出しました。