中秋の名月

今夜が中秋の名月、明日が満月だそうですね。
少し前にともちゃんが、
「太陽はあっついよね。月は冷たいの?」
と聞いてきました。
「冷たいんじゃないかな?ママ行ったことないから分からないなあ」
と曖昧な返事をすると、
「そっか。じゃ、私が大きくなって宇宙飛行士になったら、月に行って触ってみるよ。それでママに冷たいかどうか教えるね。もしママが死んじゃっていなかったらどうしよう。あ、死んじゃったら月にいるから会えるからいいっか」
とのこと。
え?宇宙飛行士になるの?
フィギュアスケートの選手か、ピアノの先生って言ってなかった?
まあ、いいね(^^)


そして、死んだ人が月にいるというのは、私の母の話から。
母が亡くなった時、戒名に「月」という字が入っていたこともあって、ともちゃんには
「おばあちゃんはお月さまになったんだよ。お月さまになって、ともちゃんのことをいつでも見守っているよ」
と話してやっていました。
そこから、死んだら月にいると思ったんでしょうか?


ともちゃんが大きくなるにつれ、
「天国はどこ?雲の上?空の上?じゃ、宇宙?」
と、空想と現実をつなげようとして思い当たった疑問を投げかけられたこともありました。
まあ、そのあたりの答えはともちゃん自身で見つけてもらうとしましょう。


夜になって、八戸の父から電話がかかってきました。
「ともちゃんのところはお月さま見えてる?おじいちゃんのところは、きれいに見えているよ」
すぐにともちゃんはベランダに出てお月さまを探し、見当たらないと玄関の方を探しに出て行きましたが、少しして
「おばあちゃんがいなかった〜」
と半べそかきながら戻ってきました。
残念ながら今日は、お月さまが見えるような良い天気じゃなかったんですよね。
「そっかあ。じゃ、今日はおばあちゃん、おじいちゃんのところに行っているんだね。明日はともちゃんのところに来るかもよ。」
と言って慰めてやりました。


おばあちゃんはともちゃんが2歳になったばかりの時に亡くなって、もうほとんと記憶に残っていないんじゃないかと思うんですが、写真やビデオなどから、おばあちゃんがともちゃんに愛情を注いでくれていたのを感じているのでしょう。
ともちゃんは、おばあちゃんがとっても大好きです。