とげ

智ちゃんが指にとげを刺しました。
とげを刺したのは生まれて初めてのこと。
ひどく痛がるけれど、抜いてやろうと触ると痛がって泣きわめきながら部屋中を逃げ回ります。
その泣き声が半端ないったら、しまいには「お母さんが悪いからだ!」と八つ当たり。
そして八つ当たりは悪いことだと私にしかられ、さらにまた大泣き。
「お父さんなら痛くないようにピッて取ってくれるのに。」とか訳のわかんないことを言い出すし。
「そんならお父さんのいる仙台に行きなさい!」と喧嘩。
お父さんだってお母さんだって、とげを抜くのは同じ手順で痛くなくなんてできないよ。


そうこうしているうちに、最初はピンセットやとげ抜きで引っこ抜いてやれそうだったのに、智ちゃんが自分でいじっているもんだから、とげはすっかり指の皮膚の中へ。
今度は針でとげをこじり出さないとならなくなり、痛さも泣き声も倍増。
結局押さえつけながらやってやり、絆創膏を貼ったら泣き止みました。


本当にちゃんと取れたのか、まだ中の方に入っているのかよく分からない感じですが、もう今日は大騒ぎで消毒をしてこれでおしまい。
明日もう一度絆創膏を剥がしてみて、もしまだ残っているようならもう一度バトルかな。
は〜あ、くたびれた。