蕎麦かっけ、麦かっけ

青森県の南部地方の郷土料理に「蕎麦かっけ」というのがあります。
生のお蕎麦を細く切らずにのした状態で、10cm四方くらいの正方形の形で売っています。
麦かっけは同じくうどんをのした状態の物。
父が子供のころには麦かっけはなかったそうで、恐らくはアレルギーなどで蕎麦を食べられない方向けに作られたのでは?とのことでした。
それぞれ対角線で四等分して三角形にして食べる鍋料理です。
昔お鍋に蕎麦のはじっこを入れて食べたことから始まったそう。

先日八戸の父が蕎麦かっけと麦かっけを送ってくれたので、家族が揃って食事できる週末に作ってみました。
実家以外のお店などでは食べたことがないので、我が家流の作り方、食べ方をご紹介します。


鍋に昆布と水を入れて火にかける。
大根を半月切りにして、別鍋で下茹でしてから鍋に入れる。
大根の他には豆腐、椎茸、白菜、長ネギなどの野菜を入れる。
蕎麦かっけ、麦かっけを別鍋で茹で、鍋に入れる。


これで鍋の準備は終わり。
今回は更に豚肉のしゃぶしゃぶ用も入れました。
これを合わせ味噌で食べます。


味噌、砂糖、お酒、みりんを混ぜる。
長ネギ、ニンニクをそれぞれみじん切りにする。
各自器に合わせ味噌、長ネギ、ニンニクを好みの量入れ、それに具材をつけて食べます。
最後はお鍋のだし汁を薬味入りの器に入れて、味噌を溶かして飲みます。
おいしいし、体は暖まるし、風邪の時にもおすすめです。