バイクを手放しました

パールロイヤルブルーの色に魅了され、約8年前に購入したバリオス。
このバイクが縁でNAKAJIと結婚まで至りました。

しかしここ数年、バイクの任意保険の更新が近づく度にどうしようかと迷うばかり。
バイクに乗ろうと思うと、どうしても智ちゃんを誰かに見ててもらわないとならず、全然乗ることができない現実。
実際私自身がバリオスに乗ったのは、2005年秋に隼乗りの方々と群馬県高崎にある達磨寺へツーリングしたのが最後。
その後はバセドウ病にかかり入院手術、智ちゃんを妊娠し出産、子育てと、バイクからは遠のくばかり。
時々NAKAJIがエンジンをかけ、乗ってくれているだけでした。

今年もまた間もなく任意保険の更新時期。
先日エンジンをかけてみたらかからず、もうバリオスは不動車になっていました。
全然時間も手間もお金もかけてあげられないこの子、でも本来は元気に走り回りたいはず。
誰か他の人のもとで、もう一度命を吹き込んでもらおうと、手放す決意をしました。

本日私のバリオスは、私の手からドナドナされて行きました。
バリオスを荷台に乗せたトラックが目の前を走っていく姿。
あまりに悲しくってこらえきれずに涙がこぼれました。
いつもカバーがかかっていたので、智ちゃんはママのバイクのことなど知らないはず。
でもそんな智ちゃんまでが「あ、ママのブーン、ママのブーン」と走り行くトラックを指さしているので、ますます胸がつかえて苦しくなりました。

二輪免許を取って初めて買ったバイク。
たくさんの友人と知り合うきっかけになり、思いがけない自分の可能性を見出してくれ、私の人生の大きな転換期を一緒に過ごしてきたバリオス。
心からどうもありがとう。

＜追記＞
NAKAJIからの指摘でタイトルを「バイクを降りました」から「手放しました」に変更。
私の中で手放しちゃうと、恐らく今後は乗る機会がもうないだろうと思って「降りました」にしていましたが、将来的にまた時期が来たら乗れるかも？という可能性を残して。