育児

生後三ヶ月目に入り、以前と比べてだんだん自己主張もはっきりしてきました。
眠い、おっぱいが飲みたい、リンゴジュースが飲みたい、一人遊びに飽きたから構って欲しい、暑いetc.
飲みたくないときにリンゴジュースを与えたりすると、頑として飲まずに大きな声で抵抗し、泣き出したりします。
育児の他に家事やお出かけの予定などがあったりしても、赤ちゃんは大人の思い通りにはいきません。
今のうちにミルクを飲ませておきたい、もうちょっとたってからミルクを飲ませたい、寝かしつけに時間がかかると早く眠ってくれないかな、などと思うときがありますが、赤ちゃんには赤ちゃんのペースがあり、そんな風に思うときには尚更思うようにはいきません。


桐生の母から『育児は育自』と教わりました。
なるほど、智ちゃんを育てながら、私も智ちゃんに育てられている、忍耐力無くしては子育てはできないと毎日何度も思い知らされています。


先日お寺さんから届いた定期通信の中に、『六根清浄(ろっこんしょうじょう)』という言葉について書かれていました。
六根とは、眼・耳・鼻・舌・身・意の六つ。
私たちの周りにある対象を、我欲を捨て、それらがあるがままに、見、聞き、嗅ぎ、味わい、触れ、思うならば、それらは私たちに本当の姿を現し、輝くものとなる、私たちも自分に都合がよいとかではなく、そのものの素晴らしさ、美しさを感じ、心地よい世界に身を置くことができるという教えだそうです。


なかなかそんな境地にまで到達するのは難しいことですが、一つ深呼吸してから智ちゃんと向き合うと、そこには声を出してニッコリ笑ってくれる智ちゃんがいます。
この笑顔を見るために、私は母になったのかな?なんて思ったり。