「命」

2006年を象徴する一字は「命」だそうです。
我が家の一年を振り返ってみても、やはり「命」がふさわしく思います。


3月。義父を約一ヶ月の闘病の末、ガンで亡くしました。
NAKAJIと結婚して以来、私が知っている義父はいつもニコニコ笑っており、自営業のため朝から寝るまで働いていました。
義父の余命を宣告されてからは、NAKAJIの必死な姿に私も何かできないかと思いつつ、何もできずに見守るだけで無力さを痛感させられました。


7月。バセドウ病の発覚。
私の場合症状が発症してから幸いすぐにバセドウ病と診断されましたが、この病気は診断が下るまでに数年かかるケースもあるそうで、きちんと治療できずにいると心肥大や心不全を引き起こし、命を脅かしかねない恐い病気だと医師に説明されました。


10月。甲状腺手術後判明したオメデタ。
昨年のあの子が無事に生まれていれば、3月の義父の葬儀と重なっての出産でした。
あの子は義父の死、バセドウ病の手術と、私達の状況を考えて遠慮して一度は身を引き、そして今絶妙のタイミングを見計らって、再び私のお腹の中へと戻ってきてくれたのではないでしょうか。
かけがえのない命。大切に育てたいです。