大学病院受診

紹介状を手に、大学病院を受診しました。
甲状腺腫の大きさは、正常よりちょっと大きいくらいですが、エコー検査では血流にかなり勢いがあるとのこと。
やはり抗甲状腺薬を服用できないことから、残る治療法は、放射線ヨード治療か、手術。


放射線ヨード治療は、治療後抗体が大量に増えるそうです。
妊娠していた場合、胎盤を通してこの抗体が胎児へ伝わり、胎児がバセドウ病のようになるため、胎児への影響を考慮すると、治療後2〜3年は妊娠できません。
私は近い将来に妊娠を希望しているため、手術することになりました。


手術には、甲状腺全摘出と、甲状腺の一部を残してほとんどの部分を切り取る亜全摘出の二種類があります。


亜全摘出手術:
・手術後正常に戻る場合/残した甲状腺バセドウ病を再発する場合/切り取りすぎて甲状腺ホルモン低下症になる場合 がある
・切り取る量を的確に判断する医師の経験、技術が必要になる
・手術後のホルモンをコントロールするのに、半年ほどかかり、その間は妊娠できない
・正常に戻った場合、薬を飲まずに済む


全摘出手術:
甲状腺を全部とるため甲状腺ホルモンを生成できない→甲状腺ホルモン低下症になる
・低下したホルモンを補うため、一生ホルモン剤を飲み続ける
バセドウ病を再発することはない
・手術後すぐに妊娠できる


私としては、一般的に行われる亜全摘出になると思っていましたが、先生には全摘出を勧められました。
やはり、正常に戻るなら薬を飲む必要もなく、元気になれるのが一番です。
でも、赤ちゃんを欲しいと思っているため、早く妊娠できる状態になること、またバセドウ病の再発も気になります。
手術までにどちらの方法にするか、NAKAJIとよく相談して決めるように言われました。


入院は二週間の予定。手術は全身麻酔で行われます。
術後は約五日で退院できるとのこと。
私の場合、肝機能と甲状腺ホルモンを安定させるようにコントロールするのが難しいため、一般よりも術前の入院日数が多いそうです。


入院は、毎週金曜に医師が会議をして翌週の入院患者を決めるとのこと。
高度救命医療病院のため、患者さんの重傷度に合わせてベッドコントロールをするためです。
したがって、来週入院の場合は、今週金曜の夕方に電話がかかってきます。
今日のところは、入院の受付のみ済ませて帰ってきました。