クワガタ観察日記

この夏、ともちゃんがお友達からミヤマクワガタをもらいました。
クワガタを飼うのは初めて。
お母さんはお世話をしない、ともちゃんが自分でちゃんと飼育することを約束し、飼い始めました。


飼い方を調べて、飼うのに必要な物やえさを買いそろえ、毎日お世話をしていました。
乾燥しないように霧吹きをしたり、でも湿りすぎないように気を付けたり。


せっかくなのでPowerPointを使って飼育日記もつけ始めました。
パソコンは学校でも少しはやっていますが、文字の入力ができる程度でPowerPointを使うのは初めて。
写真を撮ってパソコンに取り込み、スライドに挿入して気づいたことを記録します。
アニメーションまでいじるようになってきました。
毎日ともちゃんが私のパソコンを使うのに時間がかかるので、私自身パソコンを触る時間が減っていました。


それでも親がノータッチで自由に日記をつけさせていると、日に日に楽しくなってきたよう。
一週間日記をつけて、クワガタに触れるようになったことと、毎日日記をつけるのが楽しくなってきたと書かれていました。


ところが昨夜、クワガタが死んでしまいました。
どうして死んだのか、はっきりとした原因はわかりません。


元気だった頃のクワガタと死んだクワガタの写真を、背中側と腹側から撮って並べて比較し、気づいたことを記録。
生きている時と比べると、アゴがせまくなった、触覚や脚がたるんだ、胸と腹の間がたるんで隙間ができた、などと書いていました。


ちゃんと育てられたか?というタイトルのページでは、
・エサを与えていたか
・霧吹きをしていたか
・逆に湿らせすぎたか
・捕まる棒が無くて死んだか
・いじりすぎたストレスで死んだか
という点については大丈夫とし、
・寿命が終わったか
・気温が適当だったか
という点については、ここがダメだったかもしれないと結論付けていました。


生きられる育て方、というタイトルでともちゃんが色々調べたことがまとめてあって、気温が18℃〜23℃となっています。
この夏は特に猛暑日が多く、家の中では涼しい玄関で飼っていましたが、それでも毎日27℃〜28℃と日記に記録されています。
クワガタにとっては暑かったのかもしれません。


最後に、一週間ちょっとしか育てられなかったけれど、触れなかったクワガタに触れるようになって良かった、来年も飼ってみたくなった、とのこと。
一匹の命を預かり、思ったよりもかなり短い間でしたが真剣に向き合って、最後にお墓を作るまで、様々な思いをして学べたと思います。
良い経験となりました。