オープンキャンパス土木学会2017

〜くらしを支える土木〜
昨日は、東京四ツ谷にある土木学会で開かれた、オープンキャンパスに行ってきました。
受付で「どぼクイズラリー」の用紙をもらい、「ふれあいフェスタ」のブースを回りながらクイズにチャレンジ。


「トンネル実験」
ペットボトルに、紙で作った円形、三角形、四角形のトンネルが通っています。
そのペットボトルに、シャベルで砂を入れます。

薄い紙の内側に通してある厚紙を引き抜いて、トンネルが潰れるかどうか実験。
ともちゃんは、四角いトンネルが一番丈夫だと予想しましたが・・・

実験の結果、▲がすぐに潰れ、■は少し耐えたけれど脇から砂が漏れ出し、●は潰れませんでした。
ペラペラのコピー用紙を丸めただけなのに、その数センチ上まで入れられた砂の圧に耐えられたのは、大人の私も正直ビックリ。
だから山の中を通すトンネルなどは、円く作られているそうです。
しかし全てのトンネルを円くすると無駄に掘る部分が出てくるため、地下街は強度を上げて四角く掘られていたり、円の下部分を変えて作られているのだそうです。


「土砂災害実験」

今まさに九州地方を襲っている豪雨で、土砂災害が起こっています。


模型に水を注いで、地下水と降雨、土砂災害のしくみを体験しました。
地下水が地中にあるところに雨が降ると、水の量がさほど多く無くても土砂が滑りやすくなるのだそうです。
だから盛土にあるコンクリートの壁などには、地下水を抜くために管が通っていて、水が出ていたりするんですね。


「アーチ橋模型」

ブロックを組み立てて、アーチ橋を作ります。

それぞれの力関係が均衡すると、中の支柱を外しても橋が崩れ落ちないことを学びました。


「橋の強さ実験」
アーチ橋の他にも、様々な橋の形と強度を実験。


ともちゃんは「ボール紙で作る橋コンテスト」に参加するつもりのようです。
夏休み中にどんな橋を作るか、少し参考になったかな?


他にも液状化実験や、川や海の水面浄化実験、伊能忠敬が地図を作る時に使ったという歩測などを体験しました。


どぼくシアターでは、『未来に向けて〜防災を考える〜』というアニメーション映画が上映されました。
東日本大震災の時のエピソードを元にした映画で、平成28年度土木学会映画コンクールで最優秀賞を受賞した作品だそうです。
涙を堪えるのに大変でした。
こういう内容だと知っていたら、一番前に座って見なかったのに。
一番前でボロボロ泣くのは恥ずかしくって、一生懸命に耐えました。
ともちゃんも感動したと話していました。


館内は七夕の短冊も飾ったりして、幼稚園や小学生から大人まで、楽しく賑わっていました。
私たちも約2時間半、身近なようで案外知らない土木について、たっぷり遊びながら体験できました。