食欲の秋

芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・ときたら、やっぱり食欲の秋でしょう。
八戸の父から宅急便が届きました。
毎年この時期いつもの秋の味です。


薄紫色の食用菊は、「もってのほか」という名前。
天皇家の御紋である菊を食すなんてもってのほかだ、とか、もってのほか旨い!というのが由来だそう。
黄色い菊は「阿房宮」といい、秦の始皇帝が菊を愛でた宮殿の名前が由来になっているそうです。



昨夜は八戸の味づくしでした。
・菊ご飯
・菊とお豆腐のお味噌汁
・菊のおひたし
・八戸前沖銀鯖のしめ鯖
・厚揚げ、小松菜、豆苗のチャンプル


昨日は夕方から、ともちゃんのピアノのレッスンがありました。
帰ってきてから食事の支度をすると遅くなるので、菊ご飯の下ごしらえをして炊飯器のタイマーをセット。
出かけて帰宅し、玄関のドアを開けると、菊ご飯が炊けるい〜い香りが部屋の中に満ちていました。
その香りをかいだ途端、子どもの頃の記憶がぱ〜っとよみがえってきたんです。


小学校の合唱部時代、ちょうど今頃の時期は合唱コンクールがいくつかありました。
大会の度に母が「頑張れ!」と菊ご飯を炊いて、おにぎりを握ってくれていたんです。
私自身は菊ご飯ってそれほど頻繁に作るわけではありません。
だからおいしくできる時もあれば、今ひとつ味が薄くなっちゃう時もあるんですよね。
本当はちゃんと計量スプーンで計って入れればいいのでしょうが、お酒もお醤油も菊の分量もこれくらいかな?と入れてしまういい加減な私。
それが昨日は母の菊ご飯の香りがして、食べる前から「よし!今日は成功」と思えました(^^)v



食後のデザートは、もちろんりんご。
昨日は2種類のりんごを出しました。
白い方が「とき」で、蜜入りが「レッドゴールド
今回のレッドゴールドは蜜がたっぷり入っていて、ともちゃんは「これ、もっとおじいちゃんに送って欲しい〜」と喜んでいました。