誕生日 その2

7月8日私の誕生日、朝から「ママ、ケーキはいらないの?」と何度も尋ねてきたともちゃん。
「べつにママはいいよ」と返事をしていたんですが、夕方になって「ママにどうしてもケーキを食べさせたいの」と言い出しました。
そう言いつつ自分がケーキを食べたいだけなのか、自分にとってはケーキのない誕生日は物足りないから私にそういう思いをさせたくないのか、真意は分かりませんがともちゃんの気持ちを汲んで、ケーキを買ってきてもらうことにしました。


NAKAJIは誕生日の私に代わって夕ご飯の支度をしていたし、急遽ともちゃん一人で近所のケーキ屋さんまで、「はじめてのおつかい」です。
ともちゃんは自分のお財布にNAKAJIから受け取ったお金をしまい、張り切って買いに出かけていきました。
車に気をつけることも注意して送り出したはいいものの、不安で不安で。
今まで何度も行ったことのあるケーキ屋さん。
多分大丈夫だろうとは思いましたが、ともちゃんには内緒でお店に着く前にケーキ屋さんに電話をしました。
・小学1年生の娘が一人で今買いに行ったこと
・初めてのおつかいであること
・一人用のケーキを3個買ってくるようにことづて、2,000円渡したこと
を伝えると、「大丈夫ですよ〜。帰り道は分かっていますか?ご自宅までの時間はどのくらいですか?」と訊かれました。
よろしくお願いし、待つことしばし。
ともちゃんは元気に笑顔で帰宅しました。


ちゃんと一人でもおつかいできたともちゃんは満足げ。
ケーキ屋さんは、デコレーションケーキじゃないのにろうそくをつけてくれ、さらに小さいカステラのようなご褒美までともちゃんにくれたそうです。
改めてケーキ屋さんに電話をしてお礼を伝えると、
「素晴らしい娘さんですね。今日は母の誕生日なのでケーキを買いに来ました。父がお料理しているので、私が買い物に来たんです、と教えてくれましたよ。いっぱい褒めてあげてください!」
と言われました。
そんな風に言われて、私もとっても嬉しくなりました。
何よりの誕生日プレゼントです。


夕食後、ろうそくに火をつけて電気を消し、ともちゃんにハッピーバースデーを歌ってもらいました。
美味しい美味しいケーキ、最高のバースデーになりました。