リトミックオープンクラス

智ちゃんのリトミックオープンクラスがカピオホールで開かれました。
ステップ5の今年は、5年間レッスンしてきたことの集大成。
オープンクラスに向けての練習は、この1ヶ月は週に1回から週2回に増え、子どもたちも頑張ってきました。
日頃は子どもたちだけでレッスンを受け、親たちはどんな内容をやっているのか分からなかいので、私もどんなステージになるのか楽しみでした。


今年は『大きな古時計』を題材に、
・リズムフレーズステップ
・音階唱
・手と足の複リズム
・即時反応
・補足リズム等
サブジェクト。
先生のピアノの音階やリズムだけを頼りに自分の耳でよく聴き分け、瞬時に反応してしっかりと披露してくれました。


圧巻だったのは、ポーンとやわらかい優しい音色がするトーンチャイムの演奏。
一人一音ずつ担当して、10人が呼吸を合わせて『大きな古時計』を演奏しました。
智ちゃんは両手に一音ずつ、低いドと高いドの二音を担当。
特に低いドはトーンチャイムが大きくて重たいので、片手で持って振って音を出すのは子どもにはちょっと難しそうでした。
曲の一番出だしの音を担当したので、それまでずっと続いた一連の先生のピアノの伴奏が、テンポとリズムを変えて前奏に変わり、ピアノが止んでトーンチャイムを鳴らすというタイミングを、リハーサルで先生と何度も確認して本番に臨みました。
本番では緊張する中、どの子もみんな耳を澄ましてお友達の音を聴き、自分のタイミングをしっかり計って見事に演奏できました。
大きなホールの客席もシーンと静まりかえり、会場中が一つになったような感覚を覚えました。


子どもたちすべての発表が終わり、最後に講師の先生のピアノ連弾に乗せながら、子どもたちのレッスン風景の写真がスクリーンに上映されました。
毎年のことですが、先生方のピアノ演奏を聴くのがまた一つの楽しみです。
いつものように心地よく演奏を聴きながら、ステップ1のクラスから始まったスライドを眺めていたら、智ちゃんたち「ステップ5のおともだちがステップ1のとき」というスライドが流れました。
えっ?昨年まではこんなストーリーはなかったのに。
スライドは今年度一年間だけのレッスン風景だったのに。
まだ2歳だった頃のレッスンは、小さな智ちゃんと私も一緒に電車のようにつながって床に並べたフラフープを歩いている様子でした。
5年前のあの頃に記憶は一瞬でフラッシュバック。
すてっぷ2,3,4・・・と続くスライド。
ずっと一緒にレッスンしてきたお友達との、智ちゃんのいきいきと楽しそうな様子。
油断していただけに、私はもう涙でうるうる。
完全に先生の企画にやられた!!
ステップ1の4月当初から5年間レッスンをやめずに続けてきたのは、智ちゃんと仲良しの女の子二人の三人だけ。
そのママさんたちと客席で三人並んで見ていたんですが、三人揃ってカメラ片手に涙、涙。
智ちゃんがリトミックを楽しんで続けてこられたのも、この三人娘がお互いに仲良く切磋琢磨してきたおかげです。
子どもたちの立派な発表を見て満足し、リラックスしたところでこれまでを映像で振り返ることになり、本当に感動のオープンクラスとなりました。