ピアノ発表会

今年1月から始めた智ちゃんのピアノ。
まだたった5ヶ月ですが、発表会が開かれました。
普段はおてんば娘のおさるさんですが、ドレスに身を包み、朝からルンルン気分です。


演奏曲は「アマリリス」と「ちょうちょう」の2曲。
1曲で十分だと思ったんですが本人が2曲弾きたいというので、先生も「まだ短い曲だから2曲でもいいよ」とOKが出ました。


曲が決まって練習が始まると、特に「ちょうちょう」の左手の伴奏、「ドソミソ シソファソ」という指の動きに苦労していました。
どうしてもまだ小指よりも親指の方が力が入って強くなるので、1拍目のドを強く弾きたいのに、2拍目4拍目のソが強くなるようです。
昨日まで練習していてもまだ間違っていたので、本番もきっと間違うだろう。
私としたら習い始めたばかりだし、間違えたって全然かまわない、ステージに一人で立って演奏するだけでいい経験だと思っていました。
でも、負けず嫌いの智ちゃんのこと、きっと間違えたら悔しくて大泣きすることになるだろうな。
できればそうはさせたくない、という思いと、今年失敗して悔しくて泣けば、来年はもっと真剣に練習するかもしれないという思いと、親心も複雑でした。


いざ本番直前。
智ちゃんが客席から舞台裏に移動すると、まだあと4人も後だというのにNAKAJIは「ドキドキする」と胸を抑えていました。
そして智ちゃんが演奏する番です。
思いの外堂々と歩いてステージ中央、ピアノの前に立っておじぎ。
ゆっくりとイスに座って一呼吸おいてから、手を鍵盤に。
そして見事間違わずに演奏できました。


終了後にリトミックの先生とロビーでお会いすると、「智ちゃん、とっても上手でしたね。堂々として間の取り方も立派でした。おうちで練習されたんですか?」と聞かれました。
実はピアノのレッスンの中で何度か先生から、歩いてお辞儀をしてイスに座るところから通して指導していただいたことを答えました。
焦らずゆっくり、1曲目が終わったら気持ちを切り替えて、それから2曲目へ。
家でも何度も歩いて出てくるところから練習していたので、本番になっても智ちゃんはあまり緊張しなかったんだそうです。


本番に弱い私と違って、我が子ながら度胸の良さに感心させられました。
無事に終わって本当に良かったです。