消防イベント

智ちゃんと一緒に消防イベントに行ってきました。
午前中の早い時間に行ったので、並ばずに時間をかけて写真を撮ったり質問をしたりして、たくさん体験することができました。

  • はしご車


消防士さんが火事の現場に出動する時の防火服とヘルメットを着せてもらって記念撮影。
澄み渡る青空の下、赤い車両が映えますね。
この後車両の助手席に乗せてもらって、車内を見学。
はしごは写真に収まりきらないくらいの高さです。

  • レスキュー車


車両の前に並べられているのは、事故などの際に人命を救出するための道具です。
左:車内に閉じ込められた人を救出するためにドアをこじ開ける器具で、すき間に挟み込んだら油圧で広げるそうです。重さは20kgもあるそうで、智ちゃんよりも重いんです。
中央:車体の下に挟まった人を救出するための道具で、厚さ数cmのマット状の物に空気を入れると41cmまで膨らむそうです。
右:車体を切ることができる巨大なハサミ。
オレンジ色の救助服を着ているのはレスキュー隊員。
救急車と一緒にレスキュー車が出動しているのをみたことがありましたが、これは救急車に乗っている3人の救急隊員だけでは足りないような場合、一緒に出動して救出救命にあたるそうです。
例えばエレベーターがついていない建物や、ついていても高層階から人を下ろすような場合だそうで、119番するとケースバイケースで判断されて出動するんだそうです。

  • ポンプ車


智ちゃんは幼稚園からもらってきた消防自動車の絵本を思い出しながら、「これは何ですか?」と質問したり、「あっこれ知ってる!」などと言いながら車両をぐるっと一周見て回りました。

  • 救急車

 
今度は救急車で出動する際の感染防止衣を着せてもらいました。
ヘルメットにはライトなどが付いているので、智ちゃんは重たかったそうです。
救急車内は壁はもちろんイスの下や天井にまで様々な機器や医療品が収納されています。
ナビゲーションは一般で使われているように詳しくは案内されず、大まかに誘導されるだけのため、たくさんの地図本が運転席と助手席の間に置かれていました。
細かな路地などは地図で探すか、非番の時にぐるぐる走り回って覚えていくのだそうです。

  • 消火体験


訓練用に水が詰められた消火器を使って、火の模型を消火する体験。
私も智ちゃんもやらせてもらいました。
実際の消火器は威力が強いため、火の目の前ではなく5、6m離れたところから噴霧して、火が徐々に小さくなるにつれて近づいていき、最後は箒で掃くようにして消火するんだそうです。

  • AEDと心臓マッサージ体験


AEDはうちのマンションにも設置されていますが、実際に触ったことはありません。
NAKAJIがちょうど先日茨城県防災大学の講座で救命講習を受講して、「大変だよ。汗だくになるよ。でも機会があったら一度是非受講した方がいいよ」と言っていたんですよね。
いざという時やったことがあると無いとでは大違いだと思い、こちらも二人で体験させてもらいました。
箱を開くと操作の手順はアナウンスが流れるので、その声を良くきいて落ち着いてその指示通りにすれば大丈夫みたいです。
心臓を斜めに挟むように右肩と左脇腹にシートを剥がしてパットを貼ります。
これはどっちのパットをどっちに貼ってもOK。
もし間違えて胸の真ん中に貼ったら、もう一枚は背中に貼ると心臓を挟んで電流を流すことになるので大丈夫だとか。
心臓マッサージは、真上から真っ直ぐ下に体重をかけて5cm押すような感じ。
やってみると難しくってなかなか5cmなんて押せません。
実際に心臓マッサージで肋骨が折れることも多いそうで、肋骨が折れるよりも命を救うためにそれくらいの力で押すそうです。
やっとできるようになっても連続してマッサージするのがこんなに大変だとは。
見るとやるとでは大違いです。

  • 煙体験

他に火事の時の煙を体験。
真っ白くて何も見えない空間を、身を低くして手探りで進んで脱出する体験。
本当なら煙で呼吸困難になったり意識を失ったりすることもあり、パニックを起こさずにいかに早く脱出するか、特に智ちゃんも一緒の場合、安全に素早く避難することの難しさを思いました。
火事は絶対に起こさないようしよう。



すべての車両を見学して体験を終えた頃には、見に来た人の数も大分増えていました。
早くから見に行ってよかった。