大人の社会科見学 建築研究所

今日は建築研究所を見学してきました。
まずは建築環境実験棟。
ここには空の明るさを再現するドームがあり、室内を明るくしたり省エネルギーにしたりするため、太陽光をうまく利用する研究をしているそうです。
光が七色に見える不思議なレンズを作成しました。



ヘルメットを喜んでかぶり、作成したレンズを両手に握りしめて歩く智ちゃん。
次の見学場所、火災風洞実験棟へ移動中。
火災風洞実験棟では市街地火災で発生する大量の火の粉について、日米で協力して研究しているそうです。
まずは巨大な扇風機で風を起こし、風速10メートルの強風を体験。
次いで風速6メートルでの火の粉の飛散実験。

着火後間もなく白い煙が出てきました。


少しずつ煙が濃くなり、もくもくとした黒い煙に変わりました。
数メートル先にある建物の模型が見えなくなるほど。

炎が出てきました。

火の粉も飛び始めました。

火の粉は数メートル先の建物まで飛んでいたことがわかります。
予想以上に飛散し、風速によっては2キロ先まで飛んでいくそうです。


最後に実大構造物実験棟で、地震時の建物の揺れを体験。
遠くで大規模地震が起こった時の長周期震動による超高層ビルの揺れを、大ストローク震動台で体験です。
今後予想される東海地震が起こった際の、新宿にある高層ビル40階での揺れを体験しました。

揺れが収まったかな?と思うとまた続き、長い間弱くなったり強くなったりを繰り返し、揺れが激しい時には3メートルくらい横にずれるそうです。
実際の部屋の中を想定すると、背の高い本棚などは倒れ、大きなブラウン管テレビはごろんと転がって飛んでくるとのこと。
本当に起こったら恐ろしいと思いました。
日頃から家具の固定は重要だと再認識させられました。