妊娠までの道のり〜陽性反応

流産後は妊娠しやすいらしい、という話をよく聞きました。
でも私の場合、なかなか恵まれませんでした。


今年の春、それまでずっとつけていた基礎体温を持って、不妊治療に通うことを決めました。
産婦人科に通うようになってからは、それまできれいに二層だった基礎体温はバラバラに乱れるようになり、排卵日に検査すると、私の卵胞は未熟だったり、排卵されていなかったり、ということが判明。
治療から二ヶ月目に医師から、
不妊治療がストレスになっていて向かないみたいだね。基礎体温を測ること自体もプレッシャーになっているようだし、思い切って治療をやめて、基礎体温も測るのやめてごらん。きっと自然妊娠するよ」
と言われ、思い切ってやめることにしました。


そして7月、バセドウ病が発覚。
投薬治療で症状が治まるまでは避妊しなくてはならず、妊娠へ向けて一歩後退。
薬の副作用で治療不可となり、入院、手術。
バセドウ病を治療するためにも、妊娠するためにも必要な手術でしたが、正直また妊娠が遠ざかったような思いを払拭できず、苦しみました。


10月に入ってからふと生理が遅れていることに気づき、妊娠検査薬を使ってみることに。
今まで生理が遅れるたびに使っては、何度も落胆させられた妊娠検査薬。
今回だってどうせ陰性が出るだろうなとあまり期待せず試してみると、みるみるうちにくっきりと線が現れて陽性反応。
えっ、妊娠してるの? NAKAJIと二人、本当に驚きました。
欲しい欲しいと思っている時にはできなかったのに、思いもかけないタイミングで授かるなんて。
バセドウ病の手術をして、本当によかったと心の底から思いました。
結果的に最短期間で病気の治療ができ、最短期間で赤ちゃんにも恵まれました。
術後の回復のためお仕事もせず、食事にも気を遣っていた時期。
ベビちゃんは絶妙のタイミングをみて、私達のもとへやってきてくれたのではないでしょうか。
最初から親孝行な子です。